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千葉ロッテマリーンズ 黒木知宏投手、熱き男が教えたルール [プロ野球]

 先月8月29日(月)付の日刊スポーツの「とっておきメモ」というコーナーで、ロッテ担当記者さんが目撃した気になる記事がありました。ファンイベントにて、千葉ロッテの黒木投手がお子さんプロ野球ファンに対してもルールを教えるという内容でした。


 7月24日に黒木投手が参加したイベントに、日刊スポーツの千葉ロッテ担当記者さんの8歳の甥(おい)っ子がいたそうです。ジャンケン大会で、勝った1人にサインボールが当たることになって、最後にその甥っ子と、20歳ぐらいの女性の2人が残ったとの事です。女性は黒木投手と少し会話ができたことに感極まったようで、泣きだしました。そして「その子供さんにあげてください」と話したそうです。

 が、黒木投手は「これも勝負事だから」とジャンケンを続行し、その甥っ子さんは結局負けてしまいました。そしてイベント後、黒木はそっと甥っ子さんのTシャツにサインをくれた以来、熱烈な応援を続けているそうです。


 今までは、何でもファンサービス等をお子さんファン優先にしてあげて欲しい、なんて思っていました。一方では、(キャンプでよく見かけますが)サインや写真をねだる時に並ばなかったり、試合中に「ボール下さーい!」と、通路を駆け抜けたり前の方に座っているお客さんから邪魔になっている場所でおねだりしたり、といった事をするお子さんファンに憤りを感じた面もありました。特に試合中の「ボール下さーい!」は、選手や球団側が招待した少年野球チームの子供たちが多く見かけます。「監督や(引率している)保護者は何をやっているのだろう」、「せっかく招待されているのにちゃんと野球を見ていない(2アウトになった時点で間に合うように席を離れる)ので残念だな」(選手が知ったらガッカリだよねー)と思っていました。←こちらはルールではなく、マナーですが(^^;)。


 その女性が本心からそう思ってとった行動なのか、会場内の『子供に譲れよ~』という冷たい視線や空気を察してしまったのかはわかりませんが、少なくともその女性は黒木投手に会える事でイベントに参加し、プレゼントをもらう為にジャンケン大会に参加されました。それはみんな同じです。彼女がプレゼントを受け取っても良いと思います。勿論、誰にでも大会に参加する権利はあります。

 常に勝負の世界にいる黒木投手は、そのお子さんに自分の力で勝負して欲しい事と、実力で勝ち得た喜びを教えたいという気持ちで、「これも勝負事だから」とジャンケン大会を続行させたかもしれません。その女性に対しても、自ら勝負を捨てないで欲しい(勝負せずにマウンドから降りないで欲しい!)というジョニーならではのとても熱い気持ちがあったかもしれません。結果、そのお子さんは負けてしまいました。が、“残念賞”としてではなくアドバイス(?)通りにうまくいかなかったお詫びとして、そっとTシャツにサインをしたのでしょう、きっと。

 もしかしたら、そのお子さんはおじさんが千葉ロッテ担当の仕事をしているので、 外れても安心感があったのでは? とも推測されてしまうかもしれませんが、その事は抜きにしても近くに野球選手が来た事にさぞ感動したでしょう。多分、サインを書いている間に何か話したのかもしれませんね


 横浜ベイスターズのファンサービスで、「ベイスターズ・バズーカ」 といってTシャツ、商品と引き換えになるカラーボールがバズーカ砲から打ち込まれるのがあるのですが、試合前の宣伝に『お子さんに』と説明されます。これはどうやっても、大人の方が背丈があり、殆ど男性が取ってしまいがちです。こういった力の差が出るものは、子供に優先して欲しいです。

 ジャンケンは誰でもが平等なので、こちらは特別に扱う事もないのかな、と思いました。しかし、私はジャンケン大会で一度も勝ち残った事がないので賞品ゲットはありません(決勝まではたまにあるのですが)…_| ̄|○川。


 9月2日(金)付の日刊スポーツの「見た聞いた思った」というコーナーで『絵になる男ジョニー:栗原弘明』にも、同じ担当記者さんの記事がありますので、コチラもどうぞ。

http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer/archives/2005/09/post_153.html

  

 小宮山さんってば、おちゃめな事を…(^^;)。


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ルースターズ

黒木最高。
僕も、東出が投げ入れたボールをキャッチ。
前にいた小学生にあげました。
でも、そのこCARPファンじゃなかったんですよね(笑)
by ルースターズ (2005-09-03 23:40) 

AKI

 >ルースターズさん、はじめまして! nice!&コメント、ありがとうございます。
 私も千葉ロッテのファンではありませんが、キャラ的にもこういう明るい選手はチーム問わず大好きです(^^)。

 せっかく譲ったのにその選手の所属するチームのファンでなかったとは…何とも残念でした。ルースターズさんの優しさが、いつかまたどこかで伝わりますよ!

 横浜ベイスターズが主ですが、たまに他のチームも記事を出しておりますので、よろしければまたご来店下さいませ。
by AKI (2005-09-04 00:14) 

こんにちわ~~
ジョニー大好きなんですよ~~~(^^)
もうねぇ、こういう熱いタイプに心惹かれるのです。
木塚とかね、大好き!

在京時代、マリンスタジアムに行けなかったことが後悔・・・
行きたかったのになぁ・・・
頑張って欲しいです、ファイト!ジョニー!!
by (2005-09-04 09:41) 

AKI

 >桐穂さん、こんにちは~~!
 ジョニー、いいですよね。イケメンだし(ちょっと訛っているけど^^;)、自信に満ち溢れているというか、それがイヤミになっていない所がいいです。木塚投手もあの『明大魂』っていうのか、直接の先輩である川上憲伸投手や大先輩の星野仙一さんとか…とにかく熱いです。

 千葉マリンってJR東京駅乗り換えだと地下通路が長くて大変です。以前、東京にいた時は地下鉄を利用して新木場駅乗換えにしました。これだと楽に乗り換えが出来ました。だけど今まで一度もマリーンズ選手の弁当を食べた事がありません…(涙)。『ジョニ黒弁当』なんてものがあったと思います。
by AKI (2005-09-04 14:08) 

ちゃたろう

こんばんは ジョニー選手のお話聞かせていただきよかったです。 やはり真のファンとの交流には、選手とファン、またファンの中にも大人や子供の中にルールが必要と思います。 それは言われて行うものでなく、暗黙のルールのようにお互いやっていかなくてはいけないのでしょう。  子供対象の物に大人がこぞって取り合いをしてしまう・・・悲しいですね。 楽しい球場での観戦で、なおかつバズーカでのプレゼントを貰えたら、子供にとって非常に良い思い出になり、また行きたいと感じるでしょう。 でもそこで大人が子供へのプレゼントを奪い合う光景を、生で見たらそれは良い思い出にはならず、教育にもよくないでしょう。 また私個人の考えですが、あまり負け試合での選手に対する罵声は、見ていて良くないな~と感じてしまいます。 私も子供のころ父親が(G党ですが)負け試合の時、不機嫌になり罵声まで行きませんが文句を言っていたのを見てあまり良い気持ちがしなかったことを思い出します。 とにかくどこでも子供だけでなく、周囲が見ていることを念頭に、ファン自身モラルを持ち、見ていて嫌な行為や発言は行わないようになっていって欲しいものです。 そして少しでも新しい人たちが野球って見にいって楽しいよね!と思わせる環境になって欲しいものです。 すいません少々話がそれまして。
by ちゃたろう (2005-09-05 22:53) 

AKI

 ちゃたろうさん、こんばんは!
 実はですね、黒木投手の記事を出そうと思ったのは、「中日ドラゴンズ 山本昌広投手、不惑の初勝利!」で、ちゃたろうさんからジョニー復帰のお話を聞いてからなんです(#^ヮ^#)。それから1軍登録→勝利→日刊スポーツで別の記事が取り扱われて、「よし!ジョニーでいこう!」と投稿してみました。せっかくなので私が実際に見たマナーからルールの話を付け加えようと考えてみましたが、なかなかうまくまとまらなくて…と日にちが随分過ぎてしまった頃に、更にジョニー記事を発見したので、「見た聞いた思った」がWEB上でも閲覧が出来る頃を見計らって投稿しました。結局はまとまらないままなんですが…(^^;)。

 子供対象ではないのですが、私も大人たちの取り合いに巻き込まれた経験があります。高校生の時だったと思いますが、ヤクルトの笘篠賢治選手のホームランボールが近くに転がってきて、取ろうとかがんで手を伸ばしたら一度は触れたものの、その瞬間に背中に乗っかったか押されたか「ドン!」と衝撃&手を引っかかれまして、あまりの痛さで手放してしまいました。結局は取る事が出来ませんでした。怖いというよりもケガ(軽傷)をして、なおかつボールも取れなかった事と誰が怪我させたかもわからずじまいで、ただただ悔しい思いが残りました。傷跡が残らなかったのでまだ良かったのですが、これがもし小さなお子さんだったらと思うと、本当に恐ろしい行為ですね。
 ですから、バズーカにしても係員さんがどうこうではなく、ファン自身が気をつけていれば安全なファンサービスになると思います。先日、インボイスで楽天戦を見に行きましたが、ここのバズーカは浜スタよりも勢いが断然に強いので場外(通路)まで飛んでしまいました(笑)。
 お子さんファンの罵声も結局は大人が言っているのを真似しているんですよね。先月の浜スタ観戦で、中日の選手が打席に立っている時に「死ね~」なんて言っていた子供がいたので、驚きました。こういう時は周りの大人たちが注意するべき所なんですが、何度か言っていましたので誰も注意しなかったのでしょうね。私たちと座席が近ければ注意が出来たのに、遠くからでは「うるさいぞー!」としか言えず、残念でした。大人は子供の鑑なんですよね。

 プロ野球人気低下と言われておりますが、新しい(はじめての)お客さんをリピーターにさせる雰囲気を作っていくのは、チームだけではなくファンも努力していかなければなりませんね。話がそれちゃっても、構いませんよ。管理人ですら、話が飛んでしまってまとまっていないのですから(…おいおい!)。

 あと、最近はベイ関連の記事がないので(連敗続きでというわけではないのですが…)お待たせしてしまっている状態です。今日からの試合でぱーっと明るく雰囲気を変えて欲しいものですね。
by AKI (2005-09-06 00:52) 

ふうちゃん

こちらにもチョッとコメントを。

ジョニーの宮崎《延岡》訛りに関してですが、
マリーンズ入団当初は直すように言われたそうです。
でもジョニーは結局直しませんでした。
というのも、ジョニーはもちろん千葉も愛しているのですが、
地元宮崎をすごく愛していますし、大切に思っているんです。
だから言葉も大切にしたいって。
以前、フジテレビの当時の『プロ野球ニュース』で
特集が組まれた時に、ジョニー本人がおっしゃっていました。
ジョニーがファンからすごく愛されているのは、
ファンの目線で接してくれる事はもちろんの事、
千葉、そして宮崎と地元のことをすごく大切にしてくれるから
だと思いますよ。
ベイでいったら、佐伯くんやスーさん、丈夫くんがそういう意識が
強いですね。タムもだいぶそういう意識が着いてきたようですが、
こういう自覚がベイの選手誰にも着いたら、
ベイはもっといろんな面で替われるでしょうね。
by ふうちゃん (2005-09-06 23:41) 

AKI

 >ふうちゃんさん、こんばんは! コチラにもコメントをありがとうございます!
 ジョニーのトリビア情報、誠に感謝しております! え?スポーツ選手なのに直さなきゃいけないの? と思いました。残念ながら、私はまだ黒木投手を間近で見た事もないしお会いする機会もないのですが、ファンを大切にしているのはブラウン管を通してでもわかりますね。う~ん、どこかで見たいなあ…。

 佐伯選手は10年位前に、ファンクラブ会員限定の「ティーパーティ」というイベントがあって色々とお話を聞かせて頂きました。会員たちはいくつかのテーブルに振り分けられて(事前に仲間同士の参加と申し出ていたので、同じテーブルに通していただきました^^)、私たちのテーブル担当が前半:佐々木投手、後半:佐伯選手でした。中にはこういった場が苦手な選手がいらして、しばらくして選手同士で固まって話をされておりましたが、私たちの担当選手はもう見事なホストっぷりで今でも良い思い出になりました。

 最近はこういったイベントがなく、少しでも長く密着する機会がないもので、その選手の良さがなかなか伝わりにくい様になってしまっています。浜スタの網がなくなって試合が見やすくなったのは良いですが、試合前の交流がしにくいので日本人選手ももっとファンを大切にする意識が誰にでもあったら良いですね。クルーン投手は子供たちに色々とサービスをしていますが(6月のインボイスで、お子さんファン2名にボールを投げ入れていたのを目撃しました!)。
by AKI (2005-09-08 02:26) 

ちゃたろう

ファンとの交流。 本当にクルーン選手には脱帽!て感じです。今年何度かハマスタに足を運びましたが、多分毎回クルーン選手とサインや握手など必ずできました。 また見ていて嫌々やっている感じがなく、自然にファンと話していたりと、とっても好感触でした。 他の選手もファンに対し、ハマスタでサインなど行ってはいますが、まだまだ自然ではないかな?と感じます。 しかし以前ハマスタに行った時、鶴岡選手が握手などしているとき、小さいお子さんが写真をお願いして撮ろうとしたとき、シャッターが降りず、困惑しているとき鶴岡選手が優しく「かしてごらん」とカメラを見てあげて、写真を撮って上げてました。(鶴岡選手が被写体ではなく、鶴岡選手がその子供を撮ってあげてました。うーん写真を撮りたかった選手の写真を撮れず、その選手に撮られた子供の気持ちって・・・複雑)見ていて鶴岡選手が上手にファンと接しているなーと感じました。 他の選手も少しずつでもファンとの交流になれていって欲しいものです。 そうそう私事のファンサービスのことですが、以前子供が生まれた事をメールでFMハマスタに送り読まれたことはご存知ですよね。 その後名前が同じ三浦選手、誕生日が同じ内川選手のポスターをいただきました。 しかし驚きだったのが、そのポスターにサインのみでなく、子供の名前と誕生日を二人の選手がポスターに書いていただいていたのがビックり!感激!でした。 私以外にもこのような出来事が起これば良いですね。
by ちゃたろう (2005-09-08 21:56) 

AKI

 >ちゃたろうさん、こんばんは!
 クルーン投手もそうなのですが、ずっと以前から思っていた事は、外国人選手のファンサービスを何故日本人選手が見習わないのか不思議でした。昨シーズンは色々あったので、その後はファンサービスに努める様にはなっているのですが。今年のキャンプを見に行った時は、みなさん対応していたのを見てうれしかったと言うよりも、かえってぎこちなく見えました。いつまで続いて対応して頂けるのかと(素直じゃないですね、私)。

 ベイの場合は98年の日本一以降、ファンが増加して選手たちは対応に困ったのか、無視する様に素通りや逃げる様に駆け足で去ってしまう姿が見られたので、「サインくらいは…」とお嘆きのファンを各地で見かけました。試合以外でもこういった面で、ファンが遠のいてしまうんですよね。
 それ以前の春季キャンプに行った時は、みなさん気軽に対応して頂いて本当に感激ものでした(お疲れなのにね…)。デニー投手は「ハイ、5千円!」と冗談を言って笑わせてくれたり、関口&戸叶両投手に写真をお願いしたら、戸叶投手がカメラ目線で関口投手の後ろに段々引っ込んでしまうというお茶目な面を披露したり(関口投手は爆笑)と、普段なかなか見られないのでとっても楽しい思い出が残りました。

 シャッターが降りなかったのは、もしかして逆光だったからではないでしょうか。私も同じ様な失敗をした事があるので。まだ、デジカメが出る前なのですが、コンパクトカメラを買ったばかりの時にとある選手(ベイ以外のチーム)へ写真をお願いしたらシャッターが降りなかったんです(涙)。最新のものは性能が良くなっているので、逆光だと判断した時はシャッターが降りない様になっていたのです。普段は逆光だと被写体が暗くなって失敗するってわかっているのに、間近にプロ野球選手がいて話しかけている事に舞い上がってしまい、すっかりその事を忘れてしまったんです。2度もシャッターが降りず(違う所に向けたら降りた)困っていたら、その選手と一緒にいた番記者の方が気付いたらしく「逆光だから(位置を)変わってあげて」とその選手に話しました。今度はバッチリ撮る事が出来て、その選手は「そうだよ、それでいいんだよ(^^)!」と私以上に喜んでいました。その間、嫌な顔ひとつせずに待って頂いて、しかも笑顔で対応して頂いたので、それからその選手のファンになりました。
 しかし、鶴岡選手ってば…天然キャラですか(笑)。まだ、そのお子さんと一緒に自分撮りをしていたらわかるのですが。お子さんひとりだったのでしょうか? 親御さんがいればそちらに頼んだ方が良かったのでは。あと、周りのファンが対応してあげたら良かったですね。

 ちゃたろうさんのお話を聞いて、三浦投手と内川選手がサインしている姿を想像しちゃいました。スタジアム内のどこかの部屋で、「名前書いた方がいいのでは?」とか「誕生日も入れようか」とか2人で話していたのかな、と勝手な想像です/(^^;)。そもそも同時に書いていたのかも知らないのに。

 ほんの些細な対応でファンの反応が違ってきてしまうのです。本当に素敵な出来事がみなさんにも起こって欲しいですね。
by AKI (2005-09-10 00:06) 

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